1978年のAOR名盤

2023年4月8日

AORの代表的なアルバムのうち、1978年に発売された51作品(Bobby Caldwell, TOTO, Bill Champlinなど)について、アーティスト名とタイトル、CDの再発状況などをまとめています。アルバムの内容については、管理人のレビュー記事を参考にしてください。

なお、メジャーなアーティストに関して複数のアルバムを紹介する場合は、1つ目を●、残り(発売年が1978年でない場合もあり)を○で区別しています。

スポンサーリンク

AORの名盤 (1978年)

TOTOが『宇宙の騎士』でデビューし、Stephen Bishopの『BISH / 水色の手帖』やGino Vannelliの『Brother To Brother』, The Doobie Brothersの『Minute By Minute』, Bobby Caldwellの『イヴニング・スキャンダル』, Bill Champlinの『Single / 独身貴族』など、AORの重要作やメイン・プレイヤーが次々とシーンに出始めた年です。

  • 056: Stephen Bishop / BISH (水色の手帖)
  • 057: Stephen Bishop / Careless (1976年)
    ※Stephen Bishopは知的でロマンティックなラヴ・ソングを作ることで人気のあるシンガー・ソングライター。映画音楽も手がけています。自分の愛称をタイトルにした『水色の手帖』は2作目。詩情豊かな曲が中心で、静かな恋愛映画を観ているような雰囲気になる、ロマンティックなアルバムです。
  • 058: Gino Vannelli / Brother To Brother
  • 059: Gino Vannelli / Crazy Life (1973年)
  • 060: Gino Vannelli / Nightwalker (1981年)
    ※Gino Vannelliはカナダ生まれのシンガー・ソングライター。風格のある曲を作り、抜群の歌唱力で情熱的に歌うスタイルが魅力です。『Brother To Brother』は最高傑作といわれる6作目で、雄大なバラードの「I Just Wanna Stop」が全米4位のヒットを記録。2020年12月には長らく入手困難だったデビュー作『Crazy Life』のCDが再発されました。
  • 061: The Doobie Brothers / Minute By Minute
  • 062: The Doobie Brothers / Takin’ It To The Streets (ドゥービー・ストリート) (1976年)
    ※『Minute By Minute』はグラミー賞最優秀レコード賞受賞作です。同じテイストの『Livin’ on the Fault Line』(1977年)、『One Step Closer』(1980年)もおすすめで、これらを含む5CDのBOXセット『Vol. 2-Original Album Series』がお買い得です。
  • 065: Bobby Caldwell / Bobby Caldwell (イヴニング・スキャンダル)
  • 066: Bobby Caldwell / Heart Of Mine (1989年)
    ※日本で “ミスターAOR" と呼ばれるBobby Caldwellはマンハッタン生まれ、マイアミ育ちのミュージシャン。トレードマークのソフト帽姿で、哀愁のメロディをソウルフルかつエモーショナルに歌う姿が魅力です。デビュー作の『イヴニング・スキャンダル』からは甘い憂いのある「風のシルエット」が全米9位のヒットを記録。キャリアを代表する1曲になりました。
  • 067: Melissa Manchester / Don’t Cry Out Loud (あなたしか見えない)
  • 068: Melissa Manchester / Singin’… (雨と唄えば) (1977年)
    ※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月に『Don’t Cry Out Loud / あなたしか見えない』のCDが再発されました。 同じシリーズから2017年8月に『Singin’… / 雨と唄えば』と1982年作『Hey Ricky』のCDも再発です。
  • 069: TOTO / TOTO (宇宙の騎士)
  • 070: TOTO / TOTO IV (聖なる剣) (1982年)
    ※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月に、これら2タイトルと1986年作『Fahrenheit』のCDが再発されました。 TOTOの他の名盤に関しては、こちらをご覧ください。

TOTOのおすすめのアルバムについては、こちらにもまとめていますので、参考にしてください。

  • 071: Bill Champlin / Single (独身貴族)
  • 072: Bill Champlin / Runaway (1981年)
    ※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年7月に『Single / 独身貴族』のCDが再発されました。 また、ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」シリーズから2016年9月に『Runaway』が高品質CDで再発されました。
  • 073: Player / Player
  • 074: Player / Spies of Life (1982年)
    ※PlayerはLA生まれのロック・バンド。デビュー作の『Player』からは、甘く切ないメロディをメロウで爽やかなサウンドに乗せた「Baby Come Back」がヒットし、全米1位を獲得。彼らの代名詞となり、AORを代表するヒット曲の1つになりました。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月に『Spies of Life』のCDが再発されています。
  • 075: Cory Wells / Touch Me

アメリカの人気ロック・バンド、Three Dog Nightのリード・ヴォーカルの一人であるCory Wellsの初のソロ・アルバム。Three Dog Nightで鍛えられたソウルフルな歌声を前面に出し、曲の良さと歌の魅力で勝負する内容になっています。

  • 076: Mike Finnigan / Black & White

キーボード奏者やシンガーとして60年代後半から様々なアーティストと活動を共にしたベテラン・ミュージシャン、Mike Finniganの2作目。Finniganのシンガーとしての魅力と力量を存分に伝える内容です。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月にCDが再発されました。

  • 077: Eric Carmen / Change Of Heart

70年代前半にポップ・ロック・バンドのRaspberriesを率いて活動し、75年にバンドを解散してソロとなったEric Carmenのソロ3作目。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2017年8月にCDが再発されました。ソロ・デビュー作の『サンライズ』(75年)も同時に再発です。

後半も引き続きお楽しみください。

スポンサーリンク