1978年のAOR名盤
AORの代表的なアルバムのうち、1978年に発売された51作品(Bobby Caldwell, TOTO, Bill Champlinなど)について、アーティスト名とタイトル、CDの再発状況などをまとめています。アルバムの内容については、管理人のレビュー記事を参考にしてください。
なお、メジャーなアーティストに関して複数のアルバムを紹介する場合は、1つ目を●、残り(発売年が1978年でない場合もあり)を○で区別しています。
AORの名盤 (1978年)
TOTOが『宇宙の騎士』でデビューし、Stephen Bishopの『BISH / 水色の手帖』やGino Vannelliの『Brother To Brother』, The Doobie Brothersの『Minute By Minute』, Bobby Caldwellの『イヴニング・スキャンダル』, Bill Champlinの『Single / 独身貴族』など、AORの重要作やメイン・プレイヤーが次々とシーンに出始めた年です。
- 056: Stephen Bishop / BISH (水色の手帖)
- 057: Stephen Bishop / Careless (1976年)
※Stephen Bishopは知的でロマンティックなラヴ・ソングを作ることで人気のあるシンガー・ソングライター。映画音楽も手がけています。自分の愛称をタイトルにした『水色の手帖』は2作目。詩情豊かな曲が中心で、静かな恋愛映画を観ているような雰囲気になる、ロマンティックなアルバムです。
- 058: Gino Vannelli / Brother To Brother
- 059: Gino Vannelli / Crazy Life (1973年)
- 060: Gino Vannelli / Nightwalker (1981年)
※Gino Vannelliはカナダ生まれのシンガー・ソングライター。風格のある曲を作り、抜群の歌唱力で情熱的に歌うスタイルが魅力です。『Brother To Brother』は最高傑作といわれる6作目で、雄大なバラードの「I Just Wanna Stop」が全米4位のヒットを記録。2020年12月には長らく入手困難だったデビュー作『Crazy Life』のCDが再発されました。
- 061: The Doobie Brothers / Minute By Minute
- 062: The Doobie Brothers / Takin’ It To The Streets (ドゥービー・ストリート) (1976年)
※『Minute By Minute』はグラミー賞最優秀レコード賞受賞作です。同じテイストの『Livin’ on the Fault Line』(1977年)、『One Step Closer』(1980年)もおすすめで、これらを含む5CDのBOXセット『Vol. 2-Original Album Series』がお買い得です。
- 063: Kenny Loggins / Nightwatch
- 064: Kenny Loggins / High Adventure (1982年)
※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年7月に、これら2タイトルのCDが再発されました。 同じシリーズから2017年8月に、1977年作『Celebrate Me Home / 未来への誓い』、1979年作『Keep The Fire』、1985年作『Vox Humana / ヒューマン・ヴォイス』のCDも再発です。
- 065: Bobby Caldwell / Bobby Caldwell (イヴニング・スキャンダル)
- 066: Bobby Caldwell / Heart Of Mine (1989年)
※日本で “ミスターAOR" と呼ばれるBobby Caldwellはマンハッタン生まれ、マイアミ育ちのミュージシャン。トレードマークのソフト帽姿で、哀愁のメロディをソウルフルかつエモーショナルに歌う姿が魅力です。デビュー作の『イヴニング・スキャンダル』からは甘い憂いのある「風のシルエット」が全米9位のヒットを記録。キャリアを代表する1曲になりました。
- 067: Melissa Manchester / Don’t Cry Out Loud (あなたしか見えない)
- 068: Melissa Manchester / Singin’… (雨と唄えば) (1977年)
※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月に『Don’t Cry Out Loud / あなたしか見えない』のCDが再発されました。 同じシリーズから2017年8月に『Singin’… / 雨と唄えば』と1982年作『Hey Ricky』のCDも再発です。
- 069: TOTO / TOTO (宇宙の騎士)
- 070: TOTO / TOTO IV (聖なる剣) (1982年)
※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月に、これら2タイトルと1986年作『Fahrenheit』のCDが再発されました。 TOTOの他の名盤に関しては、こちらをご覧ください。
TOTOのおすすめのアルバムについては、こちらにもまとめていますので、参考にしてください。
- 071: Bill Champlin / Single (独身貴族)
- 072: Bill Champlin / Runaway (1981年)
※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年7月に『Single / 独身貴族』のCDが再発されました。 また、ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」シリーズから2016年9月に『Runaway』が高品質CDで再発されました。
- 073: Player / Player
- 074: Player / Spies of Life (1982年)
※PlayerはLA生まれのロック・バンド。デビュー作の『Player』からは、甘く切ないメロディをメロウで爽やかなサウンドに乗せた「Baby Come Back」がヒットし、全米1位を獲得。彼らの代名詞となり、AORを代表するヒット曲の1つになりました。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月に『Spies of Life』のCDが再発されています。
- 075: Cory Wells / Touch Me
アメリカの人気ロック・バンド、Three Dog Nightのリード・ヴォーカルの一人であるCory Wellsの初のソロ・アルバム。Three Dog Nightで鍛えられたソウルフルな歌声を前面に出し、曲の良さと歌の魅力で勝負する内容になっています。
- 076: Mike Finnigan / Black & White
キーボード奏者やシンガーとして60年代後半から様々なアーティストと活動を共にしたベテラン・ミュージシャン、Mike Finniganの2作目。Finniganのシンガーとしての魅力と力量を存分に伝える内容です。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月にCDが再発されました。
- 077: Eric Carmen / Change Of Heart
70年代前半にポップ・ロック・バンドのRaspberriesを率いて活動し、75年にバンドを解散してソロとなったEric Carmenのソロ3作目。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2017年8月にCDが再発されました。ソロ・デビュー作の『サンライズ』(75年)も同時に再発です。
後半も引き続きお楽しみください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません