1981年のAOR名盤

2023年12月16日

AORの代表的なアルバムのうち、1981年に発売された43作品(Carole Bayer Sager, James Taylor, Pagesなど)について、アーティスト名とタイトル、CDの再発状況などをまとめています。アルバムの内容については、管理人のレビュー記事を参考にしてください。

なお、メジャーなアーティストに関して複数のアルバムを紹介する場合は、1つ目を●、残り(発売年が1981年でない場合もあり)を○で区別しています。

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AORの名盤 (1981年)

Carole Bayer Sagerの『真夜中にくちづけ』, Pagesの『Pages』, Niteflyteの『Niteflyte Ⅱ』, Maxusの『デビュー!!』, Sneakerの『想い出のスニーカー』などの名作が生まれます。日本ではMarty Balinの「ハート悲しく」が大ヒット。また、Contemporary Christian Music(CCM)シーンからも、Chris ChristianやPete Carlson等が良質なAORの作品を発表しています。

  • 194: Carole Bayer Sager / Sometimes Late At Night (真夜中にくちづけ)
  • 195: Carole Bayer Sager / …Too (1978年)
    ※ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」シリーズから2016年9月に、1st『Carole Bayer Sager / 私自身』(1977年)が高品質CDで再発されました。『…TOO』も10月に再発されています。 また、Ravenレーベルから、これら3タイトルを2CDに収めたセット『Carole Bayer Sager/Too/Sometimes Late At Night』が発売されています。
  • 196: James Taylor / Dad Love His Work (ダディーズ・スマイル)
  • 197: James Taylor / Walking Man (1974年)
  • 198: James Taylor / JT (1977年)
    ※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年7月に『Dad Love His Work / ダディーズ・スマイル』のCDが再発されました。 同じシリーズから2017年8月に『JT』と1979年作『Flag』のCDも再発です。 また、これら3タイトルを含む5CDのBOXセット『Original Album Classics : James Taylor』もお薦めです。
  • 199: Pages / Pages
  • 200: Pages / Pages (ファースト・ペイジズ) (1978年)
    ※ソニー・ミュージックの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年8月に『Pages / ファースト・ペイジズ』とセカンド『Future Street』のCDが再発されました。 後に結成するMr. Misterのファースト『I Wear The Face』と大ヒットしたセカンド『Welcome To The Real World』のCDも同時に再発です。
  • 201: Al Jarreau / Breakin’ Away
  • 201: Al Jarreau / Jarreau (1983年)
    ※1980年作『This Time』も、Jay Graydonプロデュースの名盤として知られています。 また、『Breakin’ Away』『This Time』を含む5CDのBOXセット『Original Album Series : Al Jarreau』もお薦めです。
  • 205: Chris Christian / Chris Christian (出逢い)
  • 206: Chris Christian / Love Them While We Can (1983年)
    ※Chris ChristianはCCM界の重鎮的な存在。ソングライターとして多くの曲を書き、B.J. ThomasやAmy Grantを始めとする様々なアーティストのプロデュースに力を入れ、1981年には「Home Sweet Home」レーベルを立ち上げて自ら経営するなど、幅広く活動しています。『Chris Christian / 出逢い』は6作目。爽やかでメロウな曲が多いです。
  • 207: Niteflyte / Niteflyte Ⅱ
  • 208: Niteflyte / Niteflyte I (1979年)
    ※Niteflyteは、Sandy Torano(g)とHoward Johnson(vo)の二人が結成したマイアミのソウル・ユニット。彼らは2枚のアルバムを残しており、どちらもフリー・ソウルやAORの人気盤です。特に、『Niteflyte Ⅱ』に収録された「You Are」は、SMAPの94年のヒット曲「がんばりましょう」の元ネタとして有名。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年に、これら2タイトルのCDが再発されました。
  • 209: Lee Ritenour / RIT

ギタリストのLee RitenourがEric Taggをリード・シンガーに起用して制作したヴォーカル・アルバム。「Is It You?」が全米15位のヒットを記録します。ワーナーの「FUSION BESTコレクション1000」から2014年にCDが再発されました。続編の『RIT/2』も再発されています。

  • 210: Bob & Pauline Wilson / Somebody Loves You

BobとPaulineのWilson夫妻によるCCMユニットの唯一のアルバムが本作。二人はハワイを代表するフュージョン・グループであるSeawindのメンバーで、本作にはSeawindのメンバー全員が参加。ポップ & ファンキーなフュージョン路線を受け継いだ作風です。

  • 211: Maxus / Maxus (デビュー!!)

LAを中心に活動していた才能あるセッション・プレイヤーたちによって結成され、"第二のTOTO" とも呼ばれたMaxusの唯一のアルバム。高い演奏技量とクールで知的な楽曲が魅力です。ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」から2016年に高品質CDで再発されました。

  • 212: John O’Banion / John O’Banion (僕のラヴ・ソング)

透明で伸びやかなハイトーン・ヴォイスが魅力のJohn O’Banionは、日本でも人気のある実力派シンガー。スケールの大きな歌いっぷりはエモーショナルかつロマンティックです。ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」から2016年に高品質CDで再発されました。

  • 213: Roger Voudouris / On The Heels Of Love (もうひとつのラヴ・ソング)

カリフォルニア生まれのシンガー・ソングライター、Roger Voudourisの4作目。ソウルフルで少しハスキーな歌声がロマンティックです。Jeff Porcaroの全面参加もポイント。ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」からは、79年の『Radio Dream』が2016年に再発されました。

後半も引き続きお楽しみください。

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