1980年のAOR名盤

2021年7月22日

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AORの名盤 (1980年) (続き)

1980年のAORの名盤のうち、残り22タイトルを紹介します。

各作品のアーティスト名とタイトル、CDの再発状況などを整理し、廃盤や未CD化のため入手困難な場合はその旨を示しました。アルバムの内容については、管理人のレビュー記事を参考にしてください。

  • 172: Footloose / Footloose

カナダで結成された5人組のバンド、Footlooseの唯一のアルバム。後にDavid Fosterのサポートを得て全米進出を果たすTim Feehanが在籍したグループです。Tim Feehanが非凡な作曲能力を発揮しており、ナチュラルで親しみやすいメロディを楽しめます。

  • 173: The Dudek, Finnigan, Krueger Band / The Dudek, Finnigan, Krueger Band (D.F.K.バンド・デビュー)

Les Dudek(g), Mike Finnigan(k), Jim Krueger(g)の頭文字をとった5人組のロック・バンド、D.F.K.の唯一のアルバム。キャッチーなメロディと、豪快で躍動感のある演奏が魅力。バラード曲がなく、ロック・ナンバー主体でグイグイ押しながらも、どこか洗練されています。

  • 174: Exile / Don’t Leave Me This Way
Exile / Don't Leave Me This Way

入手の難しいアルバムです。

  • 175: FCC (Funky Communication Committee) / Do You Believe In Magic?

マッスル・ショールズを拠点に活動したR&B/ブルー・アイド・ソウル系のグループ、FCCのセカンド・アルバム。豊かで大らかなメロディ、メロウなグルーヴ、ソウルフルな歌声、円熟した演奏というマッスル・ショールズ産の良さを持ったアルバムです。ソニーの「AOR CITY 1000」から2017年に日本初CD化されました。

  • 176: Fred Knoblock / Why Not Me

アメリカの主にカントリー・シーンで活躍するシンガー・ソングライター、Fred Knoblockの唯一のアルバム。カントリーではなく、ピュアなAORのアルバムで、タイトル曲は全米チャートの18位になるヒットを記録します。2021年にヴィヴィド・サウンドから紙ジャケット仕様でCD化されました。

  • 177: Randy Meisner / One More Song

Eaglesの創設メンバーであり、ベースを担当したRandy Meisner。『Hotel Carifornia』を最後にEagles脱退した後のソロ2作目が本作です。温かいウェストコースト・ロックを満喫できます。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年にCDが再発されました。

  • 178: James Lee Stanley / Midnight Radio

アメリカのフォーク・シーンで活動するシンガー・ソングライター、James Lee Stanleyの4作目。"真夜中のラジオ" というタイトルも、イラスト風のカヴァー・アートもいい雰囲気。穏やかな曲調や温もりのある声、素朴な歌い方はBill LaBountyのような癒し系です。

  • 179: Chris Montan / Any Minute Now (トワイライト・アワーズ)

米ウォルト・ディズニーのアニメーション映画の音楽プロデューサーとして活躍しているChris Montanの唯一のアルバム。ミディアム~スロー・テンポの優しいナンバーが中心で、アレンジはシンプル。サウンドは一音一音を丁寧に磨いたように美しいです。入手の難しいアルバムです。

  • 180: England Dan Seals / Stones

70年代にソフト・ロック・デュオのEngland Dan & John Ford Coleyを組んで活動し、「秋風の恋」などのヒットを生んだEngland Dan Seals。この『Stones』はデュオ解消後の1作目でAOR路線。Paul Bliss作の「How Do I Survive」などをカヴァーしています。

  • 181: Bruce Hibbard / Never Turnin’ Back

アメリカのCCMシーンで活動するシンガー・ソングライター、Bruce Hibbardの2作目。リラックスした爽やかなメロディの曲ばかりで、オープンカーを走らせながら笑顔を交わすセピアのジャケットのように、のどかで幸せな音景が次から次へと広がる極上のサウンドです。

  • 182: James Felix / White As Snow

James FelixもCCMシーンで活動するミュージシャン。本作は唯一のアルバムで、マイルドで洗練されたブルー・アイド・ソウルを満喫できます。この年に結成されたフュージョン・グループのKoinoniaのメンバーが参加し、演奏は堅実で安定感抜群です。

  • 183: Joe English / Lights In The World
Joe English / Lights In The World

入手の難しいアルバムです。

  • 184: Michael And Stormie Omartian / The Builder

アメリカを代表する音楽プロデューサーの一人であり、キーボード奏者やシンガー・ソングライターとしても活動するMichael Omartian。この『The Builder』は4枚目のアルバムで、奥様のStormieとの共同名義。メロディアスでカラフルで、聴いていて楽しい曲が多いです。

  • 185: Archie James Cavanaugh / Black And White Raven

南アラスカ出身のミュージシャン、Archie James Cavanaughが自主制作したというファースト・アルバム。明るくポジティヴなムードに満ちた至福のサウンドを味わえる内容で、開放的なメロディと晴れやかなグルーヴが気持ちいいです。アレンジや演奏も洗練していて、とても自主制作とは思えないハイ・クオリティ。

  • 186: Dave Raynor / Dave Raynor

Dave Raynorはギタリストやソングライターとして活動するアメリカのミュージシャン。これは唯一のアルバムで、ポップで明快なメロディを持った爽やかなナンバーが中心です。さっぱりとギターを弾きながら、温もりのある声で伸び伸びと歌っています。

  • 187: Toby Beau / If You Believe (愛のスケッチ)

アメリカのポップ・カントリー・グループ、Toby Beauの3作目。ジャケットの男性はリーダーのBalde Silvaです。後にThe Joe Chemay Bandを結成するミュージシャンが参加した爽やかなアルバム。ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2016年にCDが再発されました。

  • 188: Robert John / Back On The Street

NY生まれのシンガー・ソングライター、Robert Johnの4作目。綺麗なファルセット唱法を生かしたスウィートでドリーミーな曲が多く、「Hey There Lonely Girl」と「Sherry」の2曲がシングル・カットされ、全米チャートの31位と70位をマークしています。

  • 189: Air Supply / Lost In Love

オーストラリアのソフト・ロック・デュオ、Air Supplyの出世作となった5作目。タイトル曲(全米3位), 「All Out of Love」(2位), 「Every Woman in the World」(5位)がヒットします。ソニーの「AOR CITY 1000」から2017年にCDが再発。81年の『シーサイド・ラヴ』と82年の『Now And Forever』も同時に再発です。

  • 190: John Farrar / John Farrar

Olivia Newton-Johnのソングライター兼プロデューサーとして知られるJohn Farrarの唯一のソロ・アルバム。優しいメロディをふんわりと華やかに仕上げたメロウな作品です。ソニーの「AOR CITY 1000」から2016年に日本初CD化されました。

  • 191: Gary Benson / Moonlight Walking

英国のシンガー・ソングライター、Gary Bensonの5作目。英国のJimmy Webbと呼ばれるだけあって、瑞々しいメロディの曲が揃っています。スロー~ミディアム・テンポの穏やかなナンバー中心の清々しく爽やかなアルバム。2014年にセレストレコードから初CD化されました。

  • 192: Jess Roden / Stone Chaser

Robert Palmer, Frankie Millerと並んで “英国を代表するブルー・アイド・ソウル・シンガー" とされるJess Rodenの3作目。どの曲も濃厚なメロウネスを放っており、穏やかさの裏に熱いエモーションを秘めたJess Rodenの歌声に惹き込まれます。

  • 193: Barbra Streisand / Guilty

歌手としても女優としても活躍するBarbra Streisandが、Bee GeesのBarry Gibbと共演した甘くロマンティックなアルバム。「Woman in Love」(全米1位), 「Guilty」(3位), 「What Kind of Fool」(10位)がヒットし、アルバムもチャートの1位を獲得しました。

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