その他のAORアルバム

2020年1月24日

「AORの名盤 330選」では、AORを代表する約290のアーティストの名盤 約330タイトルについて、アーティスト名とタイトル、CDの再発状況などを年代順にまとめています。アルバムのセレクションは、ディスク・ガイド『AOR Light Mellow Remaster Plus』(金澤寿和 著)に準拠しています。

AOR Light Mellow Remaster Plus

このページでは、書籍のコラムなどで紹介されているその他の作品(Donny Gerrard, Full Moon, Lemuriaなど)について紹介します。アルバムの内容については、管理人のレビュー記事を参考にしてください。

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Label Recommend 1 ヴィヴィド・サウンド編

書籍のコラム「Label Recommend 1 ヴィヴィド・サウンド編」で紹介された4作品です。ヴィヴィド・サウンドで既に廃盤になっているCDについては、他のレーベルから購入可能です。

  • Erik Tagg / Smilin’ Memories (1975年)

AORやフリー・ソウル・シーンで高い人気を集めるミュージシャン、Erik Taggのデビュー作。全曲のドラムスをJeff Porcaroが担当したほか、後に親交を深めるLee Ritenourも参加。2014年にユニバーサル・ミュージックの「Free Soul “Value" Collection」から再発されています。

  • Seawind / Seawind (1976年)

ハワイ生まれのフュージョン・グループ、Seawindのデビュー作。ジャズ・ドラマーのHarvey Masonがプロデュースを担当しています。多彩な曲と高度な演奏技量、アンサンブルの良さ、そしてPauline Wilsonのキュートで爽やかな美声を味わえます。

  • Kenny Rankin / Family (1969年)

NY出身のシンガー・ソングライター、Kenny Rankinの2作目。Carol King, The Beatles, Otis Reddingなどの曲をカヴァーし、フォーク, ポップ, ジャズ, ボサノヴァなどの要素を織り交ぜた巧みなアレンジにより、原曲とは雰囲気の異なる洒脱な曲に仕上げています。

  • Livingston Taylor / Carolina Day (1998年)

James Taylorの弟で、自らもシンガー・ソングライターとして活動するLivingston Taylorのコンピレーション・アルバムです。

Label Recommend 2 ワーナー・ミュージック編

書籍のコラム「Label Recommend 2 ワーナー・ミュージック編」で紹介された4作品です。ワーナー・ミュージックで既に廃盤になっているCDについては、他のレーベルから購入可能です。

  • Souther Hillman Furay Band / Souther Hillman Furay Band (1974年)

J.D. Souther, Chris Hillman, Richie Furayの3人を中心に結成されたウェストコースト・ロック・バンドの1作目。3人が自作の曲を持ち寄り、リード・ヴォーカルもそれぞれが担当。バンドよりも民主的な集まりという感じですが、コーラスや演奏に心地よい一体感があります。

  • Jimmy Webb / El Mirage (1977年)

アメリカのポップ・シーンを代表する名ソングライター、Jimmy Webbの6作目。2015年にワーナーの「新・名盤探検隊」シリーズから『Land's End』(77年)と一緒に再発。同じ年に5CDの人気のBOXセット『Original Album Series : Jimmy Webb』も発売されています。

  • Crackin’ / Makings Of Dream (1977年)

白人・黒人混成のグループ、Crackin’のセカンド・アルバム。Russ Titelmanがプロデュースを担当したソフト & ファンキーな作品。Leslie Smith, Arno Lucas, Lester Abramsの3人のヴォーカリストによるソウルフルな歌声と爽やかなハーモニーを楽しむことができます。

  • Larry John McNally / Fade To Black (1986年)

ニューヨークを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Larry John McNallyの2作目。Gary Katzがプロデュースを担当しています。収録曲の「The Motown Song」をRod Stewartが91年にカヴァーし、全米チャートの10位になるヒットを記録しました。

Label Recommend 3 クール・サウンド編

  • Chris Christian / The Collection Vol.1 1976-1981 (1999年)

CCM界の重鎮、Chris Christianの1976年から1981年までの主要曲を収録したコンピレーション・アルバムです。1983年から1991年までのコンピレーション・アルバム『The Collection Vol.2 1983-1991』も同時に発売されています。

  • Sneaker / Loose In The World (1982年)

LAで結成された6人組のロック・バンド、Sneakerの2作目。綺麗なメロディ、爽やかな歌声と澄んだハーモニー、整ったバンド・サウンドが魅力です。2015年にクール・サウンドから、デビュー作の『Sneaker』(81年)と一緒に紙ジャケ仕様で再発されました。

  • Tony Sciuto / Be My Radio (1999年)

デビュー作の『Island Nights』(80年)が日本ではちょっとしたヒットになったTony Sciutoの2作目です。未発表のアルバムでしたが、1999年にクール・サウンドからCD化されました。

  • Donny Gerrard / Donny Gerrard (1976年)

Donny Gerradはカナダ出身のソウル・シンガー。David Fosterも在籍したSkylarkというバンドのリード・ヴォーカルを担当していました。本作はソロ1作目で、半分はカヴァー曲。The Beatlesの名曲「The Long And Winding Road」などを歌っています。

Label Recommend – Dreamsville

書籍のコラム「Label Recommend / Dreamsville」で紹介された4作品です。ドリームズヴィル・レコードで既に廃盤になっているCDについては、他のレーベルから購入可能です。

  • Full Moon / Full Moon (1972年)

Full Moonは1970年にニューヨークで結成された5人組。後に、Larsen-Feiten Bandを結成するNeil Larsen(k)とBuzz Feiten(g)が在籍していました。ブルースやロックを基調にしながら、ジャズやソウル、ポップといった要素を取り入れており、熟した味わいの曲が多いです。

  • Byrne & Burnes / An Eye For An Eye (1981年)

マッスル・ショールズを拠点に活動するシンガー・ソングライターのRobert Byrneとマルチ・プレイヤーのBrandon Barnesによるユニットの唯一のアルバム。こちらは2001年にドリームスヴィル・レコードから世界初CD化された盤で、新装ジャケットになっています。

  • Rick Bowles / No Man’s Land (1984年)

アメリカのシンガー・ソングライター、Rick Bowlesのセカンド・アルバム。Robert Byrneがプロデュースを担当し、曲作りにも大きく関わっています。

  • Lemuria / Lemuria (1978年)

Lemuriaは1978年にハワイで結成されたグループ。中心メンバーのKirk Thompson(k)は、ハワイを代表するグループであるKalapanaに在籍していました。本作は唯一のアルバムで、ソウル、ファンク、ジャズなどの要素をミックスしたナチュラルでピースフルなサウンド。

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