ベストヒットUSA 80’s オープニング・ジャケット・コレクション

2020年5月2日

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ベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット (101-)

80年代を代表する洋楽番組『Bridgestone Sound Highway ベストヒットUSA』(パーソナリティ:小林克也氏)のオープニング映像で、「ドミノ倒し風にパラパラと流れていくアルバム・ジャケット」を一つ一つ紹介しています。

全部で115枚のジャケットが使われていますが、このページでは、No.101からNo.115までを紹介しましょう。

  • 『音楽生活 2001 Vol.5』(バーン・コーポレーション発行)の特集記事「ベストヒットUSA オープニング・ジャケット・コレクション」を参考にしました。
The Cars / Panorama

101:The Cars / Panorama (1980年, 米5位)

Ric Ocasek(g, vo)率いるアメリカのニューウェイヴ・バンド、The Carsの3作目のスタジオ・アルバム。実験的要素の強いアルバムだが、チャートのTop10にランク・イン。シングル「Touch and Go」は米37位をマークした。

Devo / Duty Now For The Future

102:Devo / Duty Now For The Future (1979年, 米73位)

アメリカの5人組のニューウェイヴ・バンド、Devoのセカンド・アルバム。邦題は『生存学未来編』。P.F. SloanとSteve Barriが共作した1966年のヒット曲「Secret Agent Man」(米3位)のカヴァーをシングル・カットするも、ヒットには至らなかった。

Randy Vanwarmer / Warmer

103:Randy Vanwarmer / Warmer (1979年)

アメリカのシンガー・ソングライター、Randy Vanwarmerのデビュー作。邦題は『アメリカン・モーニング』。甘美なバラードの「Just When I Needed You Most / アメリカン・モーニング」が米4位のヒットを記録。Randy Vanwarmerを代表する1曲となった。

The Specials / The Specials

104:The Specials / The Specials (1979年, 英4位)

レゲエの前身 "スカ" のリヴァイヴァル・バンドとして活動した英国の白人黒人混成グループ、The Specialsのデビュー作。「Too Much Too Young」(英1位)、「A Message to You, Rudy」(10位)がシングル・ヒットした。

Rita Coolidge / Anytime... Anywhere

105:Rita Coolidge / Anytime... Anywhere (1977年, 米6位)

アメリカの女性シンガー・ソングライター、Rita Coolidgeの6作目であり、彼女の最大のヒット・アルバム。「Higher and Higher」(米2位)や、Boz Scaggsの名バラードのカヴァー「We're All Alone」(7位)がシングル・ヒット。

Delbert McClinton / The Jealous Kind

106:Delbert McClinton / The Jealous Kind (1980年, 米34位)

アメリカのブルース・ロックのシンガー・ソングライター、Delbert McClintonの8作目のスタジオ・アルバム。「Giving It Up for Your Love」(米8位)がシングル・ヒットし、McClinton唯一のTop10ヒットとなった。

Ronnie Wood / Gimme Some Neck

107:Ronnie Wood / Gimme Some Neck (1979年, 米45位)

The Rolling Stonesのギタリストを務める英国のロック・ミュージシャン、Ronnie Woodの3作目のソロ・アルバム。Stonesのメンバーも全員が参加。フロント・カヴァーの本人のイラストは、Ronnie Wood自身が描いた。

Kansas / Monolith

108:Kansas / Monolith (1979年, 米10位)

アメリカのプログレッシヴ・ロック・バンド、Kansasの6作目のスタジオ・アルバム。邦題は『モノリスの謎』。「People of the South Wind」(米23位)がシングル・チャートで健闘するも、84年のベスト盤『The Best of Kansas』には本作からの選曲はなかった。

Andy Gibb / Flowing Rivers

109:Andy Gibb / Flowing Rivers (1977年, 米19位)

英国のシンガー・ソングライターであり、Bee GeesのGibb兄弟の弟、Andy Gibbのデビュー作。邦題は『恋のときめき』。兄Barryの書いた「I Just Want to Be Your Everything」と、BarryとAndyが共作した「Thicker Than Water」が共にチャートの1位を獲得した。

The Beach Boys / Endless Summer

110:The Beach Boys / Endless Summer (1974年, 米1位)

アメリカのサーフ・ロック・グループ、The Beach Boysの1962年から65年までのヒット曲を収録した20曲入りのコンピレーション・アルバム。邦題は『終わりなき夏』。アメリカでは2枚組だが、イギリスでは1枚組(両面に10曲ずつを収録)で発売された。

Lee Ritenour / Rit

111:Lee Ritenour / Rit (1981年, 米26位)

アメリカのジャズ・ギタリスト、Lee Ritenourがポップス路線に歩み寄ったアルバム。前半のヴォーカル曲ではシンガー・ソングライターのEric Taggがリード・ヴォーカルを担当。爽やかな「Is It You?」(米15位)がポップス・チャートでヒットした。

Ray Kennedy / Ray Kennedy

112:Ray Kennedy / Ray Kennedy (1980年)

アメリカのシンガー・ソングライター、Ray Kennedyのセカンド・アルバム。邦題は『ロンリー・ガイ』。David Fosterがプロデュースし、TOTOのメンバーが参加したロック色の強いAOR。「You Oughta Know by Now」は八神純子のヒット曲「パープル・タウン」の原曲である。

Kraftwerk / The Man-Machine

113:Kraftwerk / The Man-Machine (1978年, 英9位)

ドイツの電子音楽/テクノポップ・グループ、Kraftwerkの7作目のスタジオ・アルバム。邦題は『人間解体』。収録曲の「The Model」は1982年になってからシングル・リリースされ、UKチャートで1位を獲得した。

Ted Nugent / Double Live Gonzo!

114:Ted Nugent / Double Live Gonzo! (1978年, 米13位)

アメリカのハード・ロック・ギタリスト、Ted Nugentのライヴ・アルバム。邦題は『絶叫のライヴ・ゴンゾー』。通算4作目となる初のライヴ・アルバムで、2枚組のボリューム。「Yank Me, Crank Me」がチャートの58位まで上昇した。

Janis Ian / Between The Lines

115:Janis Ian / Between The Lines (1975年, 米1位)

アメリカの女性シンガー・ソングライター、Janis Ianの7作目のスタジオ・アルバム。邦題は『愛の回想録』。「At Seventeen」(米3位)は彼女最大のヒット曲となり、グラミー賞を受賞。アルバムもキャリア初かつ唯一のチャート1位を獲得した。

最後に

いかがでしたでしょうか? 長らく興味のあったことがクリアになって、個人的にはとてもスッキリしました。もの好きですね…。

なお、ショート・レビューに記したアメリカのヒット・チャートの順位は、アルバムの場合「Billboard 200チャート」、シングルの場合「Billboard Hot 100チャート」についてのものです。また、イギリスのヒット・チャートの順位は、アルバムの場合「UK Albumsチャート」、シングルの場合「UK Singlesチャート」についてのものです。

映像のバックで流れる爽やかな音楽は、Vaipour Trailsの「Don't Worry Baby / サーフ・サイド・フリーウェイ」。1979年のアルバム『Vapour Trails』の収録曲です。

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