ベストヒットUSA 80’s オープニング・ジャケット・コレクション
ベストヒットUSA 80’s オープニング・ジャケット (81-100)
80年代を代表する洋楽番組『Bridgestone Sound Highway ベストヒットUSA』(パーソナリティ:小林克也氏)のオープニング映像で、「ドミノ倒し風にパラパラと流れていくアルバム・ジャケット」を一つ一つ紹介しています。
全部で115枚のジャケットが使われていますが、このページでは、No.81からNo.100までを紹介しましょう。
- 『音楽生活 2001 Vol.5』(バーン・コーポレーション発行)の特集記事「ベストヒットUSA オープニング・ジャケット・コレクション」を参考にしました。
081:Lee Oskar / Lee Oskar (1976年)
デンマーク生まれのハーモニカ奏者であり、Warのメンバーとして活躍したLee Oskarのソロ・デビュー作。日本ではこのアルバムの曲「The Promised Land / 約束の地」が当時の化粧品(資生堂)のCMに使われた。
082:Talking Heads / Remain In Light (1980年, 米19位)
ニューヨークのインテリ派ロック・バンド、Talking Headsの4作目。Brian Enoがプロデュースを担当。黒人のゲスト・ミュージシャンを迎えてドラムとベースを二人ずつの構成にし、ファンキーに改造された音が評判を呼んだ。
083:A Taste Of Honey / A Taste Of Honey (1978年, 米6位)
Janice(b)とHazel(g)の女性二人をフロントに擁するファンク/ディスコ・バンド、A Taste Of Honeyのデビュー作。邦題は『今夜はブギ・ウギ・ウギ』。「Boogie Oogie Oogie」(米1位, 英3位)が大ヒットし、翌年のグラミー賞の最優秀新人賞を受賞。
084:Al Jarreau / This Time (1980年, 米27位)
アメリカのジャズ・ヴォーカリスト、Al Jarreauの4作目のスタジオ・アルバム。Jay Graydonがプロデュースを担当したAOR路線のヒット作で、「We’re in This Love Together」(米15位)がシングル・ヒット。グラミー賞の2部門を受賞した。
085:Barry Manilow / Even Now (1978年, 米3位)
アメリカのシンガー・ソングライター、Barry Manilowの5作目のスタジオ・アルバム。邦題は『愛と微笑みの世界』。「Can’t Smile Without You」(米3位)、「Copacabana」(8位)、「Even Now」(19位)がシングル・ヒット。「Copacabana」はグラミー賞も受賞した。
086:Japan / Gentlemen Take Polaroid (1980年)
David Sylvian率いる英国のロック・バンド、Japanの4作目のスタジオ・アルバム。邦題は『孤独な影』。「Nightporter」はUKチャートで29位をマーク。坂本龍一が参加し、David Sylvianとラスト・ナンバーの「Taking Islands in Africa」を共作。
087:Cream / Goodbye Cream (1969年, 英1位, 米2位)
Eric Clapton(g)、Jack Bruce(b)、Ginger Baker(ds)の3人が結成した英国のロック・バンド、Creamのラスト・アルバム。半分がライヴ、半分が最後のスタジオ録音という内容で、George HarrisonとClaptonが共作した「Badge」がUKチャートの18位をマークした。
088:Bob Welch / French Kiss (1977年, 米12位)
Fleetwood MacのメンバーだったBob Welchのソロ・デビュー作。Fleetwood Mac時代の自作の曲をカヴァーした「Sentimental Lady」(米8位)や「Ebony Eyes」(14位)がシングル・ヒット。
089:The Brothers Johnson / Light Up The Night (1980年, 米5位)
George(g)とLouis(b)のJohnson兄弟によるLAのファンク/R&Bデュオ、The Brothers Johnsonの4作目。プロデュースをQuincy Jonesが担当し、「Stomp!」(米7位)がシングル・ヒットした。
090:Carpenters / Now & Then (1973年, 米2位)
Carpentersの5作目。名曲「Yesterday Once More」から始まる後半は、曲間をDJでつなぎながら、オールディーズのカヴァーをメドレー形式で聴かせる構成。「Yesterday Once More」(米2位)、「Sing」(3位)がシングル・ヒット。
091:VA / Woodstock (1970年, 米1位)
1969年に行われたWoodstock Festivalの記録映画『Woodstock』のサウンド・トラックとして、1970年に発売された3枚組のライヴ・アルバム。二度と実現できないほどの豪華ミュージシャンが参加。中でもトリを務めたJimi Hendrixによる「アメリカ国家 / Star Spangled Banner」の迫真の演奏は有名。
092:Earth, Wind & Fire / Faces (1980年, 米10位)
アメリカのR&Bグループ、EW&Fの10作目のスタジオ・アルバム。2枚組の大作で、Black Singlesチャートでは「Let Me Talk」(8位)、「You」(10位)、「And Love Goes On」(15位)が健闘。本作を最後にギタリストのAl McKayはグループを脱退した。
093:Pink Floyd / Atom Heart Mother (1970年, 英1位, 米55位)
英国のプログレッシヴ・ロック・バンド、Pink Floydの人気と評価を決定づけた初期の名作。邦題は『原子心母』。タイトル曲はA面全部を占める組曲で、25分の曲を大げさな演出なく、ストイックに作り込んでいる。
B面1曲目の「If」もRoger Watersの透明な感性が光る名曲。
094:Rudy / Just Take My Body (1979年)
イタリア人のサックス奏者であるRudy Trevisi率いるディスコ・プロジェクト、Rudyの唯一のアルバム。A面3曲、B面2曲という内容のアルバムで、タイトル曲の「Just Take My Body」がシングル・カットされた。
095:Christopher Cross / Christopher Cross (1979年, 米6位)
AORシーンで活躍するアメリカのシンガー・ソングライター、Christopher Crossのデビュー作。邦題は『南から来た男』。澄み切った爽やかな歌声で魅了し、「Sailing」(米1位)、「Ride Like The Wind / 風立ちぬ」(2位)が大ヒット。グラミー賞の5部門を独占した。
096:The Doobie Brothers / Minute By Minute (1978年, 米1位)
アメリカのロック・バンド、The Doobie Brothersの8作目。洗練されたブルー・アイド・ソウルを持ち味とするMichael McDonaldが曲作りの中心となり、「What a Fool Believes」(米1位)やタイトル曲(14位)がシングル・ヒット。グラミー賞の4部門を受賞した。
097:Grateful Dead / Blues For Allah (1975年, 米12位)
Jerry Garcia(g, vo)を中心にサンフランシスコで結成されたGrateful Dead。60年代のヒッピー文化、サイケデリック文化を代表するバンドであり、"デッドヘッズ" と呼ばれる熱狂的な追っかけファンを中心に、現在も根強い人気を誇る。本作は、自分たちのレーベルGrateful Dead Recordsからリリースした3作目のスタジオ・アルバム。
098:Kenny Loggins / Keep The Fire (1979年, 米16位)
アメリカのシンガー・ソングライター、Kenny Logginsのソロとしては3作目のスタジオ・アルバム。Michael McDonaldと共作した「This Is It」(米11位)がシングル・ヒット。Michael Jacksonがバック・ヴォーカルで参加している。
099:Pat Benatar / Crimes Of Passion (1980年, 米2位)
アメリカの女性ロック・シンガー、Pat Benatarのセカンド・アルバム。邦題は『危険な恋人』。「Hit Me with Your Best Shot」(米9位)、「Treat Me Right」(18位)がシングル・ヒットし、アルバムは初のTop10入り。グラミー賞も受賞した。
100:Chris Montan / Any Minute Now (1980年)
アメリカのシンガー・ソングライター、Chris Montanの唯一のアルバム。当時の邦題は『トワイライト・アワーズ』。しっとりしたメロディ主体の穏やかなAORで、日本ではAORの名盤としてディスク・ガイドに紹介され、CD化もされている。
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