ベストヒットUSA 80’s オープニング・ジャケット・コレクション
ベストヒットUSA 80’s オープニング・ジャケット (21-40)
80年代を代表する洋楽番組『Bridgestone Sound Highway ベストヒットUSA』(パーソナリティ:小林克也氏)のオープニング映像で、「ドミノ倒し風にパラパラと流れていくアルバム・ジャケット」を一つ一つ紹介しています。
全部で115枚のジャケットが使われていますが、このページでは、No.21からNo.40までを紹介しましょう。
- 『音楽生活 2001 Vol.5』(バーン・コーポレーション発行)の特集記事「ベストヒットUSA オープニング・ジャケット・コレクション」を参考にしました。
021:Daryl Hall & John Oates / Voice (1980年, 米17位)
Hall & Oatesの9作目のスタジオ・アルバム。邦題は『モダン・ヴォイス』。「Kiss on My List」(米1位)を始め、「You Make My Dreams」(5位)、「You’ve Lost That Lovin’ Feelin’」(12位)がシングル・ヒット。
022:Free / Free Live! (1971年, 英4位)
Paul Rodgers(vo)率いる英国の4人組ハード・ロック・バンド、Freeのライヴ・アルバム。英国のSunderlandとCroydonでのライヴを収録。この年に日本公演も実現している。
023:The Allman Brothers Band / Brothers & Sisters (1973年, 米1位)
アメリカのブルース・ロック・バンド、The Allman Brothers Bandの5作目。米チャート初(かつ唯一)の1位を獲得。シングル「Ramblin’ Man」は米2位を記録し、これもバンド唯一のTop 10ヒットとなった。
024:Stevie Wonder / Hotter Than July (1980年, 米3位, 英2位)
Stevie Wonderの通算19作目。アメリカでは「Master Blaster」(5位)、「I Ain’t Gonna Stand for It」(11位)がシングル・ヒット。イギリスではこの他に、「Happy Birthday」(2位)とバラードの「Lately」(3位)もヒットした。
025:Blind Faith / Blind Faith (1969年, 米1位)
元CreamのEric Clapton(g)とGinger Baker(ds)、元TrafficのSteve Winwood(key)、元FamilyのRick Grech(b)が結成したスーパー・グループであるBlind Faithの唯一のアルバム。邦題は『スーパー・ジャイアンツ』。
026:TOTO / Turn Back (1981年)
プロのスタジオ・ミュージシャンたちが作ったロック・バンドであるTOTOの3作目。腕に自信のあるバンドらしく、スタジオ・ライヴのような臨場感溢れる演奏を楽しめる。セールス面では振るわなかったが、次作『Ⅳ / 聖なる剣』での飛躍の布石となった快作。
027:King Crimson / In The Court Of The Crimson King (1969年, 英5位)
King Crimsonの衝撃のデビュー作、『クリムゾン・キングの宮殿』。タイトル曲や「21世紀の精神異常者」「エピタフ(墓碑銘)」など、格調高い楽曲と重厚なサウンドがリスナーに強烈なインパクトを与えた。Beatles以降のロックの一つの方向性を示した名盤。
028:The Jacksons / Triumph (1980年, 米10位)
Michael Jacksonが在籍したアメリカの兄弟ヴォーカル・グループ、The Jacksonsの通算15作目。
シングル「Lovely One」が米12位を記録。Michael Jacksonはこの時22歳である。
029:The Blues Brothers / Made In America (1980年, 米49位)
二人のコメディアン、Dan AykroydとJohn Belushiを中心とするバンドであるThe Blues Brothers。このライヴ盤は彼らの3作目で、邦題は『ライヴ~メイド・イン・アメリカ』。リード・ヴォーカルのJ.Belushiは82年に他界するが、彼らはメンバーを代えて今も活動中。
030:Yes / Close To The Edge (1972年, 英4位, 米3位)
英国のプログレッシヴ・ロック・バンドであるYesの最高傑作と言われる5作目。邦題は『危機』。タイトル曲はA面全体を占める組曲。B面も組曲1曲を含む2曲で構成した大作主義のアルバム。
031:Seawind / Light The Light (1979年)
ハワイ生まれのフュージョン・グループ、Seawindの3作目。プロデュースをTommy LiPuma、エンジニアをAl Schmittが担当。紅一点のヴォーカリスト、Pauline Wilsonのパンチのある爽やかな歌声が魅力。
032:Crosby, Stills, Nash & Young / Deja Vu (1969年, 米1位)
元Buffalo SpringfieldのStephen Stills、元ByrdsのDavid Crosby、元HolliesのGraham Nashが結成したCS&Nに、元B.SpringfieldのNeil Youngが加わり、CSN&Yを結成。4人の個性が見事にバランスした完成度の高いアルバム。
033:Donna Summer / I Remember Yesterday (1977年, 米18位)
アメリカのシンガー・ソングライター、Donna Summerの5作目。アメリカでは「I Feel Love」(6位)がシングル・ヒット。イギリスではこの他に、「Love’s Unkind」(3位)、「I Remember Yesterday」(14位)もヒットした。
034:Debby Boone / Savin’ It Up (1980年)
アメリカのポップ/カントリー・シンガー、Debby Booneの6作目。邦題は『想いをこめて』。米カントリー・チャートの49位を記録し、シングル「Perfect Fool」もカントリー・チャートの23位をマークした。
035:Styx / Cornerstone (1979年, 米2位)
アメリカのロック・バンド、Styxの9作目。デビュー以来、プログレっぽい要素を持ち合わせていた彼らが、ポップな方向性を明確に指向したヒット作。名バラードの「Babe」が初(かつ唯一)の米1位を獲得。「Why Me」も26位をマークした。
036:Bruce Springsteen / The River (1980年, 米1位)
アメリカのシンガー・ソングライター、Bruce Springsteenの5作目。2枚組の大作でありながら、アルバムは初の米1位を獲得。シングル「Hungry Heart」も米5位を記録し、初のTop 10ヒットになった。
037:Al Stewart / Year Of The Cat (1976年, 米5位)
スコットランド出身のシンガー・ソングライター、Al Stewartを代表する7作目のスタジオ・アルバム。Alan Parsonsがプロデュースを担当。タイトル曲「Year Of The Cat」が米8位のシングル・ヒットを記録した。
038:Jorge Santana / Jorge Santana (1978年)
Carlos Santanaの弟であり、自身もギタリストであるJorge Santana(ホルヘ・サンタナ)のデビュー作。邦題は『サンディ』。高中正義氏の1976年のデビュー作『Seychelles』のオープニングを飾る名曲、「Oh! Tengo Suerte」をカヴァーしている。
039:Chicago / Chicago V (1972年,米1位)
アメリカのブラス・ロック・バンド、Chicagoの4作目のスタジオ・アルバム。それまでのアルバムが全て2枚組(ライヴは4枚組)なので、Chicago初の1枚ものとして知られる。米アルバム・チャートで初の1位を獲得し、「Saturday in the Park」(米3位)がシングル・ヒットした。
040:Bobby Caldwell / Cat In The Hat (1980年)
AORを代表する男性シンガー・ソングライターとして日本ではBoz Scaggsに並ぶ高い人気を誇るBobby Caldwell。これはセカンド・アルバムで、邦題は『ロマンティック・キャット』。アメリカではシングル「Coming Down from Love」が42位をマークするが、アルバムはチャート・インせず。
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