Straight Lines / Run For Cover (1981年) – アルバム・レビュー

2019年11月12日

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Straight Linesの1981年のアルバム『Run For Cover』の紹介です。

Straight Lines / Run For Cover (1981年) フロント・カヴァー

Straight Linesはカナダのヴァンクーヴァー出身のロック・バンド。メンバーはBob Buckley(k, sax, vo), David Sinclair(g, vo), Peter Clarke(b, vo), Geoff Eyre(ds, vo)の4人で、このうちBobとDavidの二人は古くからスタジオ・ミュージシャンとして活動していた。

彼らのアルバム・デビューは1980年の『Straight Lines』。本作はそれに続くセカンド・アルバムで、ドラマーのGeoffは本作から加入した新メンバー。彼らはファースト・アルバムの時点では2人のドラマーを擁する5人組であったが、その2人が抜けてGeoffが加わった。

収録曲は全て彼らのオリジナル。タイトル曲の「Run For Cover」に代表されるメロディアスなナンバーが揃っており、このうちメロディの綺麗なバラード「Letting Go」はファースト・シングルとなって、Billboard誌のカナダ・チャートでトップ10入りした。

スタジオ・ミュージシャンを中心とするバンドだけあって、演奏はしっかりしている。リード・ヴォーカルのPeter Clarkeの声はMaxusのJay Gruskaにどこか似ており、「Letting Go」もそうだが、「I'm Talking To You」のようなクールなナンバーはMaxusを思わせる。

TOTOと似た出自のバンドだが、TOTOよりもおとなしい(落ち着いた)印象。明確な個性を打ち出せなかったためか、彼らは本作を最後に解散。BobとDavidはBody Electricという80'sらしい名前のバンドを結成し、80年代を活動している。本作は、ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズからこの8月にめでたく世界初CD化された。ファースト・アルバム『Straight Lines / カナディアン・ロマンス』のCDも同時に再発されている。

●収録曲
  1. Run For Cover - 3:18
  2. There Are No Secrets - 3:22
  3. It's Gotta Be Tonight - 3:06
  4. Letting Go - 3:30
  5. Illusions - 3:42
  6. Lighten Up - 3:08
  7. I've Heard It All Before - 3:19
  8. I'm Talking To You - 3:46
  9. I've Got News For You - 2:54
  10. Easy To Run - 3:37

◆プロデュース: Jeffrey Lesser

◆参加ミュージシャン: Bob Buckley(k, sax, vo), David Sinclair(g, vo), Peter Clarke(b, vo), Geoff Eyre(ds, vo)

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