Dave Mason / Let It Flow (流れるままに) (1977年) – アルバム・レビュー

2019年11月12日

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Dave Masonの1977年のアルバム『Let It Flow / 流れるままに』の紹介です。

Dave Mason / Let It Flow (流れるままに) (1977年) フロント・カヴァー

Dave Masonはイングランド出身のギタリスト。60年代後半にSteve Winwood等とブリティッシュ・ロック・バンドのTrafficを結成して活動したことで知られるが、その後はセッション・ギタリストとしてJimi Hendrixを始めとする錚々たるミュージシャンと仕事をし、90年代前半にはFleetwood Macのメンバーとして活躍した。

Dave Masonは優秀なシンガー・ソングライターでもあり、特に70年代を中心に精力的にソロ・アルバムを制作している。本作『Let It Flow / 流れるままに』は7枚目のスタジオ・アルバム。Dave Masonのソロ・アルバムの中で最も売れたアルバムである。

カヴァー曲が2曲(1, 4)あり、「So High (Rock Me Baby And Roll Me Away) / ハイな気分」はアメリカのブルース・シンガーのDobie Grayの曲。74年のアルバム『Hey Dixie』からの選曲だ。また「Spend Your Life With Me」はJeremy Storchの71年のアルバム『40 Miles Past Woodstock』からのセレクト。

残りについては、Masonが5曲(3, 5, 6, 7, 9)、Jim Kruegerが2曲(2, 10)、Angeleen Gaglianoが1曲(8)を書いている。Kruegerの書いた「We Just Disagree」はシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの12位を記録。Mason最大のヒット曲となった。Kruegerはラストの「What Do We Got Here?」のリード・ヴォーカルも担当している。

Dave Masonのギターには、清潔で爽やかな風合いと開放的な響きがあり、とても気持ちいい。同じ形容がMasonの歌声にもあてはまる。英国出身でありながら、ウェスト・コースト・サウンドのお手本のような爽やかさを身にまとっているミュージシャンだ。

「Seasons / めぐりゆく季節」では、メロウな曲調に合わせるようにMasonの歌とギターがとても優しい。この曲には、CS&NのStephen Stillsとハワイ生まれの女性シンガーのYvonne Ellimanがヴォーカル・ハーモニーで参加し、柔らかい歌声で曲全体を優しく包んでいる。とても癒される曲だ。

●収録曲
  1. So High (Rock Me Baby And Roll Me Away) / ハイな気分 - 4:07
  2. We Just Disagree - 3:00
  3. Mystic Traveler - 5:00
  4. Spend Your Life With Me - 3:22
  5. Takin' The Time To Find - 4:31
  6. Let It Go, Let It Flow / 流れるままに - 3:15
  7. Then It's Alright - 4:14
  8. Seasons / めぐりゆく季節 - 4:50
  9. You Just Have To Wait Now - 3:09
  10. What Do We Got Here? 4:21

◆プロデュース: Dave Mason(g, vo), Ron Nevison

◆参加ミュージシャン: Mike Finnigan(k, vo), Bobbye Hall(per), Rick Jaeger(ds), Gerald Johnson(b), Jim Krueger(g, vo), Ernie Watts(sax), Karen Patterson/Verna Richardson/Stephen Stills/Yvonne Elliman(bv)

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