Rob Galbraith / Throw Me A Bone (1976年) – アルバム・レビュー

2019年11月12日

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Rob Galbraithの1976年のアルバム『Throw Me A Bone』の紹介です。

Rob Galbraith / Throw Me A Bone (1976年) フロント・カヴァー

Rob Galbraithはテネシー州育ちのシンガー・ソングライター。テネシー州都のナッシュヴィルの名前をとった『Nashville Dirt』というアルバムで1970年にデビューしており、その6年後にリリースされたセカンド・アルバムがこの『Throw Me A Bone』だ。

デビュー作はスワンプ・アルバムの傑作とされているが、本作はソウルやファンクの要素を取り入れてサウンドを一気に洗練させたメロウ & グルーヴィなアルバム。金澤 寿和氏の著書『AOR Light Mellow』では、"知られざる名品" と紹介されている。

プロデュースをRobが自ら行い、収録曲についても「300 Pounds Of Hongry」と「The Way He Looks At You」を除いて自作している(一部は共作)。

1曲目の「Just Be You」は空に舞い上がるような心地よさのある素敵な曲。軽やかなグルーヴに流麗なストリングスと明るいホーンが絡み、同じ年のBoz Scaggsの名作『Silk Degrees』のような高揚感のあるサウンドになっている。

続く「I Majored In Jive」はクールでジャジーな曲。Robの粋な歌い方は、Ben Sidranを思わせる。

ベースがブンブン鳴る「300 Pounds Of Hongry」はノリのいい曲。スワンプ・ロックを代表するTony Joe Whiteの1972年のアルバム『The Train I'm On』からのカヴァーで、ここでもRobの歌いっぷりが粋でカッコいい。

ムードのあるスロウ・ナンバー「The Way He Looks At You」は、作者であるMichael Baconの73年のアルバム『Bringing It Home』からのカヴァー。Michael Baconとはもう1曲、「They Still Holler Boogie」を共作しているが、こちらはファンキーなナンバーだ。

カントリー調の曲をメロウに仕上げた「Damn It All」と「Just Leave Me Alone」も良い。「Damn It All」は、本作からの先行シングルになった。

ところで、84年のヒット映画『Footloose』に主演したKevin Baconは、上述のMichael Baconの弟。MichaelとKevinは95年にThe Bacon Brothersという兄弟デュオを結成し、カントリー/フォーク・ロックのアルバムを出しているが、最初の2枚のアルバムのプロデュースを担当したのはRob Galbraithだ。

●収録曲
  1. Just Be You - 4:32
  2. I Majored In Jive - 3:35
  3. 300 Pounds Of Hongry - 2:57
  4. White Boy In The Woodpile - 3:37
  5. The Way He Looks At You - 2:54
  6. Damn It All - 2:53
  7. They Still Holler Boogie - 3:32
  8. Just Leave Me Alone - 3:30
  9. Throw Me A Bone - 3:21
  10. Inspire Me - 4:06

◆プロデュース: Rob Galbraith(vo, ag, k)

◆参加ミュージシャン: Don Potter/Reggtie Young/Tim Krekel(g), Bobby Ogdin/Bobby Wood(k), Joe Osborn/Ray Goin/Steve Brantley(b), Larrie Londin/Hayward Bishop(ds, per), Michael Bacon(cello), Bergen White(string ar), etc

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