1983年のAOR名盤

2020年1月22日

AORの代表的なアルバムのうち、1983年に発売された22作品(Nielsen-Pearson, Michael Sembello, Finis Hendersonなど)について、アーティスト名とタイトル、CDの再発状況などをまとめています。アルバムの内容については、管理人のレビュー記事を参考にしてください。

Finis Henderson / Finis (真夏の蜃気楼)

なお、廃盤や未CD化のため入手困難な場合はその旨を示しました。また、メジャーなアーティストに関して複数のアルバムを紹介する場合は、1つ目を●、残り(発売年が1983年でない場合もあり)を○で区別しています。

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AORの名盤 (1983年)

22作品の紹介です。Nielsen-Pearsonの『Blind Luck』, Michael Sembelloの『Bossa Nova Hotel』, Finis Hendersonの『真夏の蜃気楼』などの人気があります。CDの流通量が少なめで、中古市場で高値になっているものや入手困難なものが多い傾向があります。

  • 281: Nielsen-Pearson / Blind Luck
  • 282: Nielsen-Pearson / Nielsen-Pearson (1980年)
    ※Nielsen-Pearsonは、シンガー・ソングライターのReed Nielsen(vo)とMark Pearson(vo)によるユニット。曲によってリード・ヴォーカルを変えていて、クールな曲調や整ったハーモニーはPagesにも通じるものがあります。98年にVivid Soundから2nd『Nielsen-Pearson』(80年)と3rd『Blind Luck』(83年)の2 in 1で世界初CD化。メロウな2nd、マッシヴで爽快な3rdの好カップリングですが、希少盤になっています。
  • 283: Robert Kraft / Retro Active (ラヴァーズ・メロディー)

ソングライター/プロデューサーとして活動するRobert Kraftの3作目。Larry Carltonがプロデュースを担当し、「Room 335」スタジオで録音されています。ソニーの「AOR CITY 1000」から2016年にCDが再発。2013年には、300セット限定のBOXセット『Complete Kraft Box 1979-1989』も発売されています。

  • 284: Tim Feehan / Carmalita

Footlooseというカナダのグループの中核メンバーだったTim Feehanの2枚目のソロ・アルバム。メロディ・メイカーとして非凡な能力を発揮しており、メロディアスで瑞々しい楽曲が多いです。のちに同郷のDavid Fosterのサポートを得て全米進出を果たしました。

  • 285: Paul Anka / Walk A Fine Line (マイ・ソングス~朝のとばりの中で)

50年代から活動し、「Diana」を始めとする数々のヒット曲を生んだPaul Ankaもカナダ出身。同郷のDavid Fosterと徐々に親交を深め、そのFosterが最も関与したアルバムが本作です。ソニーの「AOR CITY 1000」から2016年にCDが再発。2017年の同じシリーズからは、78年の『愛の旋律』が世界初CD化され、79年の『Headlines』も再発されました。

  • 286: Sergio Mendes / Sergio Mendes (愛をもう一度)

Sergio Mendes & Brasil ’66を率いてボサノヴァ・ブームを牽引したSergio MendesのAOR作品です。Barry MannとCynthia Weilが共作し、Joe PizzuloとLeza Millerが素晴らしいデュエットを聴かせる「愛をもう一度」が全米チャートの4位となるヒットを記録しました。

  • 287: Michael Sembello / Bossa Nova Hotel (マニアック)

セッション・プレイヤーやソングライターとしてマルチな才能を発揮するMichael Sembelloのデビュー作。同年公開の映画『Flashdance』で使われた「Maniac」が全米チャートの1位を獲得します。2018年にワーナーの「新・名盤探検隊 紙ジャケ編」から高音質CDで再発されました。

  • 288: Brock Walsh / Dateline : Tokyo

ソングライターとして多くのアーティストに曲を提供し、プロデューサーとしても活動するBrock Walshの唯一のアルバム。日本のみで発売された珍しいアルバムで、タイトルにも “Tokyo" の名前が入りました。プロデュースはAndrew Goldとの共同。キャッチーな曲が多いです。

  • 289: Robben Ford / Love’s A Heartache (ホイールズ・オブ・ラブ)

ブルース、ロック、ジャズ/フュージョンと、ジャンルを跨いで活躍するアメリカのギタリストRobben Fordの2枚目のソロ・アルバム。プロデュースを担当したのは、米国で活動していた尺八奏者のKazu Matsui。ほぼ全曲がヴォーカル曲で、哀愁を湛えた美しいメロディが魅力です。

  • 290: Finis Henderson / Finis (真夏の蜃気楼)

アメリカのショー・ビジネス界を中心にステージ・シンガー/エンターテイナーとして活躍するFinis Hendersonが、モータウン・レコードに残した唯一のアルバム。元EW&FのギタリストのAl McKayがプロデュースを担当。夏のAOR/ブラック・コンテンポラリーの定盤です。

  • 291: Brenda Russell / Two Eyes (出逢いのときめき)

NY出身のシンガー・ソングライター、Brenda Russellの3作目。プロデュースをTommy LiPumaが担当し、エレガントな曲・サウンドと彼女の爽やかな歌声を賞味できます。ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」から2016年に高品質CDで再発されました。

  • 292: Donn Thomas / You’re The One
Donn Thomas / You're The One

入手の難しいアルバムです。

  • 293: Russ Taff / Walls Of Glass

CCMの男性コーラス・グループであるImperialsに在籍し、リード・ヴォーカルを担当していたRuss Taffの最初のソロ・アルバム。野性味溢れる骨太な歌いっぷりが魅力です。プロデュースをBill Schneeが担当し、整った上品なサウンドになっています。

  • 294: Michael Gonzales / Mountaintop

CCMのシンガー・ソングライター、Michael Gonzalesの2作目。LAの売れっ子作曲家/プロデューサー/アレンジャーであるDavid Diggsがプロデュースを担当し、上品で清潔感のあるサウンドになっています。綺麗に整った音の印象は、Roby Dukeのアルバムに近いです。

  • 295: Michael James Murphy / Surrender
  • 296: Glad / No Less Than All

CCMのパイオニア的なグループ、Gladの4作目。クールな楽曲、高い演奏技量、リード・ヴォーカル担当のEd Nalleの伸びやかな歌声、それを包む繊細なヴォーカル・ハーモニーといった彼らの持ち味がバランス良く表れたアルバムです。

  • 297: Nicole Wills / Tell Me

女性シンガーNicole Willsの唯一のアルバム。AORやポップの良曲をセンス良く選曲しており、曲の良さと歌声の美しさから日本で人気を集めました。Lauren Wood作のキュートなバラード「Fallin’」や、Todd Rundgrenの「所詮は同じこと」などを歌っています。

  • 298: Mac McAnally / Nothing But The Truth (ミニマム・ラヴ)

マッスルショールズで活動するミュージシャン、Mac McAnallyの4作目。Byrne & Barnesの二人も参加しています。歌声はRobert Byrneに似ていますが、静かなアコースティックなナンバーではJames Taylor風。メロディの熟した渋い曲が多いです。

  • 299: Bobby Martin / Bobby Martin
Bobby Martin / Bobby Martin

CDの入手は難しいです。

  • 300: Whitren + Cartwright / Rhythm Hymn (リズムのト・キ・メ・キ)

女性シンガーのJaki Whitrenとソングライター/マルチプレイヤーのJohn Cartwrightによる英国のユニット、Whitren + Cartwrightの1st。プロデューサーにPhil Ramoneを、バック・ミュージシャンにアメリカで活躍するジャズの名手を迎えて制作しており、とても洒落た音です。

  • 301: The President / By Appointment Of (ホット・ブラッド・サマー)

オランダで結成されたAORユニット、The Presidentの1作目。メンバーのPim Koopman(ds)とOkkie Huysdens(vo)は70年代から活躍するベテランです。フックの効いた曲が多く、メロディ・センスの良さが魅力。Paul Bliss作の「That’s The Way It Is」のカバーもGoodです。

  • 302: John Miles / Play On
John Miles / Play On

CDの入手は難しいです。

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