1982年のAOR名盤

2023年4月8日

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AORの名盤 (1982年) (続き)

1982年のAORの名盤のうち、残り23タイトルを紹介します。

各作品のアーティスト名とタイトル、CDの再発状況などを整理し、廃盤や未CD化のため入手困難な場合はその旨を示しました。アルバムの内容については、管理人のレビュー記事を参考にしてください。

  • 258: Greg Guidry / Over The Line

憂いのあるビターなメロディを紡ぐ優れたメロディ・メイカーのGreg Guidry。本作はデビュー作で、泣きのメロディの「Goin’ Down」が全米チャートの17位を記録します。ソニーの「AOR CITY 1000」から2016年にCDが再発されました。

  • 259: Craig Ruhnke / Just Like The Old Times

カナダのトロント生まれのシンガー・ソングライター、Craig Ruhnkeのサード・アルバム。穏やかなメロディとリズムの曲がほとんどで、アレンジもシンプル。温もりのある優しい歌声に心が安らぎ、"まるであの頃のよう" というタイトルのように、心地よい懐かしさのあるアルバム。

  • 260: Steve Marrs / Somebody Somewhere

Kenny Logginsの80年代、90年代のほどんどのアルバムに、キーボード奏者やソングライターとして参加したSteve Marrsの唯一のアルバム。等身大でナチュラル。リラックスした作品です。金澤寿和さんの監修のもと、2013年に紙ジャケット仕様で世界初CD化されました。

  • 261: David Lasley / Missin’ Twenty Grand (風のファルセット)

ファルセット・スタイルのセッション・シンガーとして活躍するDavid Lasley。Boz Scaggsの名曲「Jojo」(80年)を共作するなど、優秀なソングライターとしても知られています。本作はセカンド・アルバムで、収録された多彩な曲を得意のファルセットで気持ちよく歌っています。

  • 262: Kenny Nolan / Head To Toe

Frankie Valliの「瞳の面影」やLabelleの「Lady Marmalade」など、R&B/ソウル系のアーティストに数々のヒット曲を提供しているソングライターのKenny Nolan。本作は4枚目のアルバムで、収録曲の全てがミディアム・スローのメロウなバラードという作品です。

  • 263: Randy Goodrum / Fool’s Paradise

様々なミュージシャンにヒット曲を提供し、日本ではオフコースの英詩を担当したこともあるソングライター、Randy Goodrumのファースト・アルバム。Jeff Porcaroが全曲でドラムスを担当。リラックスしたセンスのいい曲を揃え、ソフトで知的なヴォーカル・スタイルがGoodです。

  • 264: The Dukes (Bugatti & Musker) / The Dukes (ミステリー・ガール)

Frank MuskerとDominic Bugattiの英国人ソングライターによるユニット、The Dukesの唯一のアルバム。プロのソングライターらしい親しみやすいメロディが揃っています。2016年にワーナーの「新・名盤探検隊」シリーズからデジタル・リマスタリングで再発されました。

  • 265: Leon Ware / Leon Ware (夜の恋人たち)

米ソウル・ミュージック界で60年代から活動するLeon Wareの5作目。David Paichの父のMarty Paichが共同プロデューサーになり、David Foster, Bill Champlin, TOTOのメンバー等、AORのアルバムに馴染みのミュージシャンが多数参加。Leon Wareらしい官能的なムードと、サウンドのAOR的な煌びやかさの両方を備えた傑作です。

  • 266: Leslie Smith / Heartache

Crackin’のリード・ヴォーカルとして、Crackin’解散後は実力派セッション・シンガーとして息の長い活動をするLeslie Smithのソロ1作目。カヴァー曲や他作の曲を中心に、上質なAORナンバーを歌っています。2018年にワーナーの「新・名盤探検隊 紙ジャケ編」から高音質CDで再発されました。

  • 267: Dionne Warwick / Friends In Love

ベテランの女性ソウル・シンガー、Dionne WarwickのJay Graydonプロデュース作品。ソニーの2016年の「AOR CITY 1000」から、82年の『Heartbreaker』と一緒に再発されました。2017年のシリーズからは、83年の『さよならは一度だけ』と83年の『Friends』が再発されています。

  • 268: Bill Wolfer / Wolf (デジタルの夜)

80年代に活躍したシンセサイザーのスペシャリスト、Bill Wolferのデビュー作。ファンク、ディスコ、ソウル、スムースジャズ、ポップといった要素を上品にミックスした曲を揃え、デジタル器材を駆使しながらも無機質にならず、温もりのあるサウンドに仕上げています。

  • 269: Tom Snow / Hungry Nights

多くのアーティストにヒット曲を提供してきたアメリカの職人ソングライター、Tom Snowの3作目。ギタリストのDean Parksがプロデュースを手がけた珍しい作品で、綺麗に整ったメロディの曲が多いです。ソニーの「AOR CITY 1000」から2016年にCDが再発されました。

  • 270: Jimmy Webb / Angel Heart

アメリカを代表する名ソングライターで、86年にはソングライターの殿堂入りも果たしたJimmy Webbの7作目。AOR寄りの内容で、Art Garfunkelの歌った「Scissors Cut」「In Cars」など、上質なラヴ・ソングを収録。ソニーの「AOR CITY 1000」から2016年にCDが再発されました。

  • 271: America / View From The Ground (風のマジック)

70年代に「名前のない馬」 「Ventura Highway」「金色の髪の少女」などのヒット曲を連発したAmericaの10作目。Russ Ballardの書いた「風のマジック」が全米チャートの8位を記録します。ユニバーサル・ミュージックから2014年に高音質CD、紙ジャケ仕様で再発されました。

  • 272: Alessi / Long Time Friends (そよ風にくちづけ)

双子のポップ・ロック・デュオ、Alessiの5作目。Christopher Crossとワーナー重役のMichael Ostinがプロデュースを、Quincy Jonesがエグゼクティヴ・プロデュースを担当。甘いメロディと爽やかなサウンド、ハイトーンの美声が魅力です。ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」から2016年に高品質CDで再発されました。

  • 273: Bertie Higgins / Just Another Day In Paradise (カサブランカ)

フロリダ出身のシンガー・ソングライター、Bertie Higginsのデビュー作。「Key Largo」が全米チャートの8位を記録。日本では、収録曲の「Casablanca」を郷ひろみがカバーした「哀愁のカサブランカ」がオリコン週間シングル・チャートの2位を記録します。

  • 274: Leslie Pearl / Words & Music (おしゃれな関係)

女性シンガー・ソングライター、Leslie Pearlの唯一のソロ・アルバム。清涼感のあるポップなメロディが魅力です。CD化されていないアルバムですが、Amazonのデジタル・ミュージック・ストアから視聴・購入が可能です。

  • 275: Jesse Colin Young / The Perfect Stranger
  • 276: Mylon LeFevre & Broken Heart / Brand New Start
Mylon LeFevre & Broken Heart / Brand New Start

入手の難しいアルバムです。

  • 277: White Heart / White Heart

ギタリストのDann Huffが在籍し、メンバーの演奏技量の高さやアンサンブルの良さから “ナッシュヴィルのTOTO" “CCM界のTOTO" の異名をもつWhite Heartのデビュー作。Dann Huffの弟のDavid Huffがドラムスを担当しています。

  • 278: Steve Archer / … SOLO

アメリカのCCMシーンで活動したシンガー・ソングライター、Steve Archerのソロ1作目。CCMの重鎮のChris Christianがプロデュースを担当しています。曲もサウンドも、とても穏やかでメロウ。落ち着いた歌い口や透き通った歌声を聴くと、Randy Goodrumを思い出します。

  • 279: Kenny Marks / Follow Him

80年代、90年代のCCMシーンで活躍したロック・シンガー、Kenny Marksのデビュー作。大御所のKeith Thomasがプロデュースを担当。キャッチーな曲が多く、爽快なロック・チューンと、美しいアコースティック・バラードのコントラストも効いてます。とても聴きやすい作品。

  • 280: Denny Correll / Something I Believe In
Denny Correll / Something I Believe In

入手の難しいアルバムです。

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